ひつじ’s blog

一生独身でいると決めた女の、彼氏との日々

今の彼氏との出会い

彼は、赤いスポーツカーに乗ったひとでした。

緊張しているのか、口数は少なくて、わたしから車内で流れている音楽の話題を

振ったりしたのを覚えています。

 

はじめてのデートとなったその夜、彼は夜景を見に連れて行ってくれました。

とても綺麗に街が見えた。

夜景デートというのもはじめてだった。

彼とは、はじめてのことをたくさんしました。

 

体型のせいで元彼に突き放された直後、体型を気にしないと言ってくれる人と出会った。

わたしは彼と一緒に居たいと思ったし、彼もそう思ってくれました。

放っておけないと思ったと。

久しぶりに女の子扱いされて嬉しかった。

 

彼はずいぶん年上でした。

凝りに凝り固まった固定観念は多々あるものの、子どもっぽさもある。

アニメが好きなので会話内容がおじさん過ぎるということもない。

はじめて出会うタイプの顔立ちだったけど、好みでした。

彼は物知りだったし、話してて楽しかった。

それに、わたしの意見をよく聞こうとしてくれます。

自分と真っ向反対の意見があるときは、そうでもないのですが・・・

それは仕方のないことです。

 

最初の頃はよく喧嘩しました。

わたしはすぐ「別れよう」と言います。

彼はそういうとき、辛抱強く説得してくれました。

わたしは面倒くさい性格です。嫌なものから離れようとするくせに、

引き止められると嬉しいのです。

 

どういうことで喧嘩していたか・・・

詳しくは思い出せないけど、わたしが彼の生き方に口出しをしていたのです。

彼は社会的に弱い立場で生きています。

親が死んだら生活保護しかないでしょう。

そういう生き方をしている彼が嫌で、いろいろ無理を言いました。

最終的には、ありのままの彼を受け入れようという結論になった。

こうあってほしいと相手に願うのは、こちらのエゴです。

そうやって生きてきているひとに進言して、それは嫌だと言われたのであれば、

もうそれ以上追及しないのが正解なのでしょう。

他人は変えられません。自分の考え方を変えるしかない。

納得するしかなかった。彼は変わろうとしませんでした。

 

わがままばっかり言うわたしに、彼は優しくしてくれます。

会えば一番に抱き合って、手をつないで歩く。

いつも頭を撫でてくれる。

所かまわずキスしようとしてきたり・・・

料理が得意なので、わたしの好きなものを作ってくれます。

デートの計画を立てるのに熱心に調べてくれるし、

ドライブ中すぐ眠くなるわたしを寝かせてくれます。

さみしいと言えば電話に付き合ってくれるし、

会いに来てくれる日は、夜遅くまで添い寝してくれる。

いま彼は、わたしにとってなくてはならない存在です。

いなくなったらきっと、わたしは今のわたしではなくなってしまう。

彼が会いに来てくれる、今の日々が好きです。

人生で一番、幸せな時期かもしれません。

それほどまでに、彼が好きです。